〔092〕大 山 (1,711m)
2000年05月02日(当時50歳)
息子の車の慣らし運転を兼ねて大山登山、島根半島観光のドライブに出る。途中、鳥取砂丘を観光すると登山口である大山寺までは6時間も掛かってしまった。
前日は民宿に泊まり、大山寺周りにはコンビニがないので民宿でおにぎりを作ってもらう。
前日を含め今朝も絶好の天候であるが、気象台も予想出来なかった低気圧が日本海に急に発生し、今日は大荒れの天気になるらしい。
410円の駐車場代をけちり道路に車を止めて、夏山登山道から8時に登り始める。
4合目を通過している時点で地鳴りが続く音が聞こえ、雷か何か判らなかったが、山頂からの崩落の音だった。
5合目からは登山道は完全に残雪に覆われ、アイゼンはもとより通勤靴の我々はスリップに苦しみながら歩き続ける。
6合目の避難小屋に到着。一面の雪野原、山麓には雲が立ち込め期待した日本海は見えない。木道を経て2時間15分で山頂到着。更に深いガスで山頂からは何も見えない、直ぐに同じ道を降り始める。
下りは運動靴の滑りを楽しみながらドンドン降りる。2合目当たりで雨が降ってきたので小走りで急ぐ。下りは走り回ったので1時間半で下り終えた。
前日の ”大山寺”には桜が満開の見頃となっていた。
”四合目”付近から残雪が多くなってきたが、登山道には
まだ雪は乗っていない。 最初は軽装で充分であったが、
登るに従い寒くなってくる。
”五合目”辺りからは一面、残雪に覆われる様になり、
運動靴のスリップに苦しみながら登る。
六合目の雪原(?)。 気分は冬山登山である。
ガスが上がってきて何も見えなくなってきた。
2時間15分で ”弥山”(1,711m)に到着したが、ガスで展望は
得られず。 登山口をTシャツで出発したが、山頂は寒く、防寒
ジャンパーを着ることになる。 2人とも自慢の(?)通勤着登山。
麓から大山を見た時は、俺に登れるのかなあ?と不安がよぎったが、登ってみると大したことはなかった。 今回果たせなかった山頂からの日本海を是非見てみたいので、近々登り直す予定。
鳥取県大山町
標高差:936m
深田久弥著の「日本百名山」から
伯耆の国にありながら出雲富士という名もあるのは、この山が整った富士型に見えるのは、出雲から望んだ場合に限るからであろう。 私は大山を、松江の城から、出雲大社から、三瓶山の頂から、望んだ。いつも一目でわかる、秀でた円錐形で立っていた。
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”六合目避難小屋”が見えた来た。
避難小屋はほとんど雪に埋もれており、屋根部分しか出ていない。
”六合目”の標識も半分は雪の中。
夏山登山道から登り始め、二合目付近、
標高1,200m地点までは残雪はまったくなかった。
『日本百名山』 予想外の残雪に運動靴で四苦八苦する。
だいせん
前日は ”大山”にも雲一つ無い天気で明日の登山が期待出来たが・・・
夏山登山道で ”弥山”までを往復する。
登山当日。
”二合目”まではまったく残雪は無く、
運動靴で問題無く歩けたのだが・・・
今、”八合目”のここに居ます。
2024年1月8日改定